2010年12月23日木曜日

島崎昌美さん

一年半前、
『月刊てあて』の発行を企画して、ラフカンプが出来上がってきたが、
表紙が決まらなかった。表紙が命だから、こだわりたかった。

ちょうどその頃、弊社の各地の全相談員が集まる会議があった。
帰り際に、水戸の相談員から呼び止められて、とても感動した本だからと、
島崎昌美さんの 『絵のある手紙 一服で至福』 を是非読んでくださいと渡された。
話を聞くと、
茨城県の常陽新聞に毎週火曜日の第一面に、カラーで絵手紙と文章が掲載されていて、
内容が介護の話が多く、毎週楽しみにしている愛読者だそうです。
それが高じてこの本を買ったのだそうです。
彼女は、私が表紙に悩んでいたことも知らずに、、、ホントに偶然でした。
こうして島崎昌美さんを知った。奇跡だ!

私は、この本の「はしがき」だけを読んで震えるほど感動した。この文章は、素晴らしい文章だ。
(機会があったら皆さんにも読んで欲しい)
1ページ毎、じっくり味わって読んだ。そして島崎昌美さんの世界を知った。
表紙はこれしかない!と思った。


早速、渾身の気合いを入れて『月刊てあて』の表紙画の依頼文を書いて送った。

そうした経緯で、昨年の夏に創刊号ができた。
島崎昌美さんは、
素晴らしいトウモロコシの絵に このような文章を書いていただいた。

表紙の言葉

熟して、ゆるぎなく詰まった
トウモロコシを見ていると、
“大地の恵み”と思う以上に、
人の絆もかくありたいと
思う昨今である。
家族が心を合わせ
隣人とも助け合わねば
暮らせなかった時代に、
村の人間関係を支えた
密度の濃さや温かさを
思い出すからである。
今後 『てあて』 の理念に
癒される人々にも、感謝や、
隙間のない信頼関係が広がるだろうが、
ご縁をいただいて本誌に送る絵手紙も、
トウモロコシの
せめて一粒になれたら嬉しい。
   

注意:『絵のある手紙 一服で至福』は、残念なことに現在品切れです

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